起業をするには、事業資金や店舗事務所の用意、従業員の雇い入れなど様々な準備が必要となります。事業資金の準備などが大切なのはもちろんですが、起業に当たっての知識や心構えを身に付けることもまた大切なことです。 起業の知識を得 […]
起業の前に読んでおきたいお勧めの本4選
起業をするには、事業資金や店舗事務所の用意、従業員の雇い入れなど様々な準備が必要となります。事業資金の準備などが大切なのはもちろんですが、起業に当たっての知識や心構えを身に付けることもまた大切なことです。
起業の知識を得るためには、先達である先輩起業家や知識のある友人知人に教えを乞うことも手段の1つです。他にもWeb上の起業に関する記事や動画サイトを通して情報を集めるなど様々な手段がありますが、最も身近な手段は書籍を通して知識を身に付けることになります。
当記事では、起業に関する知識や心構えを身に付けるためにお勧めの書籍を紹介しているため、これから起業を目指す方はもちろんのこと、既に起業した方も是非参考にしてください。
起業に関するお勧めの本
起業に関する書籍には、起業家の体験談や会社設立の実務、起業に役立つ思考法など様々な内容のものがあります。ただし書籍を手当り次第に読むのでは折角の名著であっても効果が薄くなってしまいます。
そのため起業に当たり、自分が何に悩んでいるのか把握し、取捨選択の上で書籍を選べば、より多くの気付きを得ることができるでしょう。次からは、起業に関するお勧めの本4冊について詳しく紹介していきます。
はじめの一歩を踏み出そう
「はじめの一歩を踏み出そう」は、マイケルE.ガーバーカンパニーの創設者であるアメリカの実業家マイケルE.ガーバーの著した起業術に関する書籍です。フランチャイズビジネスと他のスモールビジネスとの比較から起業が失敗する原因と成功のための要因、発展のためにステップについて解説されています。
本書は、起業家の視点を「起業家」「マネージャー」「職人」の3つに分類し、ビジネスのシステム化や事業発展のためのプログラムなど新しい概念を提唱する内容となっており、スモールビジネスにおける新しいスタンダードを作り上げています。
16ヶ国語に翻訳され、500万部以上のベストセラーとなった本書ですが、出版後10年以上経った現在でもタイム誌の最も影響力のあるビジネス書に選出されるなど、起業のための必読の書として多くの起業家から支持を得ています。
起業の科学スタートアップサイエンス
「起業の科学スタートアップサイエンス」は、外資系コンサルティングファーム出身の経営戦略コンサルタントである田所雅之が著した起業に関する自己啓発本です。新しい価値を創造するスタートアップ企業と一般企業との比較からアイデアの検証法や課題の解決策、成功のためのタイミングについて解説を行っています。
2017年に刊行された本書は、複数の起業を経験した著者の経歴を活かした内容となっており、スタートアップが直面する課題と解決策について解説されています。起業を成功に導くためのプロセスをまとめた本書は、起業に関する悩みを解決するとともに、起業へのモチベーションを高めることもできるでしょう。
起業大全スタートアップを科学する9つのフレームワーク
「起業大全スタートアップを科学する9つのフレームワーク」は、起業の科学スタートアップサイエンスと同じく田所雅之の著書です。日本においては、なぜユニコーン企業(評価額が10億ドル以上の未上場企業)が少ないのかという著者の疑問から執筆されており、スタートアップ企業が更に発展するための方法について解説がなされています。
著者は、ゼロから1を作る「起業家」は既に日本に多く存在しているが、1を100とするように事業を成長させ大きくする「事業家」は日本には少ないとしています。本書は企業を成長させる事業家となるためのテーマについて事業フェーズごとに解説されており、起業を考えている方だけでなく、ビジネス全般の知識を身に付けたい方にもお勧めできる1冊です。
起業を考えたら必ず読む本
「起業を考えたら必ず読む本」は、著者である井上達也の実際の起業経験を基に執筆されているため、臨場感のある非常に力強い内容となっています。本書は、現在も株式会社フリーウェイジャパン代表取締役を務める現役の起業家であり、経営者でもある著者の実体験に基づく具体的な起業に対するアドバイスを記した起業支援本です。
本書は、仲間からの裏切りやお金の持ち逃げなど、著者が実際に経験した苦労も数多く記されており、起業をしてバラ色の未来と考えている方にとっては辛い現実を突き付ける内容となっています。ただし実体験を通した現実であるからこそ、これから起業を考えている方はもちろんのこと、既に起業した方にとっても読み応えのある内容となっており、是非手に取って貰いたい1冊です。
また起業前の準備や会社を辞める前にやっておくべきこと、起業後の経営に至るまで、著者の実体験を通した内容となっているため、起業における実務面の参考書としても優秀な1冊となっています。
まとめ
起業に当たっては、経営や法律、税金など様々な知識が必要となり、勤め人であった頃とは別に経営者としての心構えを身に付けることも必要です。知識の収集などは自分1人で行っても限界があるため、どうしても何かしらの助けを借りる必要が出てきます。
当記事では、起業に当たっての助けとなるお勧めの本について紹介を行ってきました。これから起業を考えている方はもちろんのこと、既に起業した方にとっても学びの多い書籍を紹介しているため、是非参考にして起業を成功に導いてください。